幼保連携型認定こども園(分棟型の異年齢保育実施)
2023/06/16 水いぼについてそろそろ水遊びが始まりますね。
水遊び、プールの使用に関して水いぼがある場合の対応に迷っている方があるようでしたのでここでお話しします。
水いぼで受診されたかたが医師から 水いぼはうつりません、と言われたそうですが、「水いぼはうつります」
水いぼは伝染性軟属腫ウイルスの感染によって起こります。感染性がつよく、いぼの内容物が他の皮膚に付着するとそこに皮疹ができてどんどん増えていきます。肌が荒れている人、乾燥肌、アトピー性皮膚炎のある人は罹りやすいようです。内容物がついたモノ経由でも感染することがあるようです。
治療はいぼの除去、漢方薬(ヨクイニン)の内服、スピール膏の貼付等、医師によってさまざまです。免疫ができるまで治らないからと何も治療はしない医師もあります。ですがそれはいぼができなくなるまで1年以上掛かることもまれではありません。
当園では、水いぼに罹患していることが理由で水遊び、プールあそびを禁止することはありません。
掻きこわしや切除後で傷が開いている場合は絆創膏等で
覆えば参加できます。また傷がなくても途中、いぼが破れて内容物が出る可能性もあるので、罹患しているお子さんはシャツやラッシュガードを着用の参加となります。接触感染なのでプールの水を介しては感染しません。痛くもかゆくもないのですが、もともとアトピーや乾燥で皮膚がかゆかったりして、いぼの周囲を掻いたりしているうちに水いぼも掻いてしまって破けてしまうのでしょうね。
当園での対応は上記のとおりです。感染予防のためにご協力いただけたらありがたいです。2023/06/09前線や台風の影響でスッキリしない天気が続いていますね。晴れていなくても気温はそれなりに高いので、熱中症予防に水分の摂取、室温、衣類等の調節に気をつけましょう。
園では最近、熱、咳でお休みのお子さんが多くなっています。幼児さんでは同定の検査はしないのでわかりませんが、今、RSウイルス感染症が全国的に流行しているのでおそらく同ウイルスによるものかもしれませんね。
RSウイルスは初感染では、気管支炎、肺炎等呼吸器の合併症をおこしやすいので乳児さんでは注意が必要です。
だいたい2歳ぐらいまでにほとんどのお子さんが罹る、とも言われています。それ以降は普通のいわゆる「かぜ」です。おとなも罹りますがやはり普通にかぜと診断されます。
かぜ、と言っても名前がついていないだけで感染症ですので集団生活をおこなっている保育園では容易にうつります。引き続き感染予防に留意ください。
熱が下がってもそれで病気が治ったわけではありません。下がってから24時間はゆっくり休ませてあげて、様子をみてから登園しましょう。
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